会津線と日中線
高校3年の9月、本州最後のSLが無くなると聞いて、会津線、日中線に出かけました。上野から夜行の急行「ばんだい」に乗り、会津線、日中線(喜多方-熱塩)を訪ね、その日の夜行で、上野に戻る、という行程でした。
夜明け前の会津若松駅に到着すると、すでに日中線に向かう客車列車が入線していて、急いで発車の姿を撮りました。暗い構内にたなびく煙と赤いテールランプが印象的でした。それから会津線のディーゼルカーで桑原駅に向かい、長い鉄橋を渡る貨物列車を撮影し、さらに、西若松、会津若松、喜多方駅を経て日中線に入りました。
秋雨の降る肌寒い一日でしたが、刈り入れの始まった稲穂が鮮やかでした。夕刻に雨が上がり、撮影を終えて駅に戻る途中で眺めた遠い山並みが少し寂しく心に残っています。 (最後の3枚は、1972年の夏に日帰りで訪ねた時のものです。白黒写真のD51238は、その後、山手貨物線を電気機関車に牽かれて転属回送する姿を偶然にも目撃し、翌年には、中央西線で再会しました。国道238号線(オホーツク街道≒湧網線)の思い出もあり、「238」は私の「ナンバー」になりました。)
①磐越西線(会津若松・1974)
②汽笛一声、発車です(会津若松・1974)
③煙を残して(会津若松・1974)
④会津線(桑原- 湯野上・1974)
⑤今はダムの中です(桑原-湯野上・1974)
⑥会津線(西若松・1974)
⑦西若松駅付近です
⑧会津若松機関区(1974)
⑨日中線(会津加納-熱塩・1974)
⑩日中線(熱塩-会津加納・1974)
⑪雨上がりの帰り道(会津加納付近・1974)
⑫会津若松駅(1972)
⑬会津若松機関区(1972)
⑭磐越西線(堂島-会津若松・1972)